2018東京インターナショナルオーディオショウ。あえてのピュアオーディオ。 | これからをつたえる。『WillMedia』
動画は、宙に浮いたターンテーブル『Mag-Lev ML1』です。動画はメーカーによるオフィシャルなものですが、実機がショウに出品されており、実際にデモを聴いてきました。 インターナショナルオーディオショウとは? 11月18日の日曜日、場所は有楽町の東京国際フォーラム。イベントの内容はというと、国際フォーラムの多くの部屋に国内外のオーディオメーカーがブースを設けて、最新機器のデモを行うというものです。 オーディオと言ってもいろいろありますが、主にアンプ、スピーカー、ターンテーブルなどピュアオーディオと言われる商品群の中でも少々高級志向の、ハイエンドオーディオと呼ばれる商品が揃ったイベントです。 このイベントに伺うのは、おそらく3年ぶりだと思います。 いったい何が面白いかといいますと、ひとつは機器のデザインですね。創業者の思想や趣味が色濃く反映された個性的な商品が多数あり、工業デザインでありながら工芸品を愛でる楽しさがあります。 もう一つは、いい音がたくさん聴けることですが、単にいい音というだけでなくこう聴かせたいという主張のある音が面白いですね。 優れたデザインの機器たち 個人的な感想 3年前に『TAD』の『CE-1』を聴いたときのような、ドンピシャの音には出会えませんでしたが、良い音はたくさんありました。あえて古い録音の音源を最新機器で鳴らしているブースが多かったように思います。 オーディオがアナログの頃、レコードから拾いきれない音を補うために、アンプやスピーカーで色を付けたりメリハリを強調したり雰囲気を付加するというような発想が普通でした。そのための工夫として個性的なデザインや機構、そして個性的な音が多く誕生しました。今風に言うとクセが強いオーディオがたくさんありました。平面スピーカーや無指向性スピーカーなど、音が出る原理から独自性を出すメーカーなども今では減少し、良い音の基準は各社そんなに大きくは変わらなくなってきたように思います。 残念だったのは『JBL』のブースが無かったこと、『エソテリック』のブースに『TANNOY』のレガシーシリーズが無かったこと。あとは、イタリアのスピーカーメーカー『ソナス・ファベール』の最新作として、びっくりするほど普通のメーカーのようなデザインの商品が並んでいたこと。
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