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2019-10-04 04:52

CES 2019視察レポート。自動運転の次はスマートホーム。

世界最大級の家電見本市、CESが2019年1月8日から11日(現地時間)の日程で開催された。近年のCESは、自動車メーカーやサプライヤーによる電気自動車(EV)や自動運転技術の展示、発表が目立ち、家電見本市というよりハイテクモーターショーの様相を呈している。開催日前日に行われる基調講演も、トヨタ、GM、メルセデスといった自動車メーカーが担っていた。 しかし、2019年のCESはこの流れに変化が見られた。メインの基調講演はLGの社長兼CTOのI.P.パーク博士が担当し、AI技術に関する展望と同社の取り組みを発表した。AIならばやはり自動運転関連の発表かと思うかもしれないが、そうではない。パーク博士によれば、これからは、生活を支えるすべての電子機器、家電製品、インフラなどにAI技術が搭載されるという。いわば、家電製品のスマート化へのコミットメントだ。 展示会場でも、サムスン、LG、ハイアール、パナソニック、ワールプールなど大手家電メーカーをはじめ、ボッシュ、KOHLERといった多くのメーカーが、スマート家電、スマートホームに関する展示コーナーを設けていた。今回のCESでは、最も出展ブース数が多かったのがスマートホーム関連だ。 世界中のスタートアップをはじめ、中国の中堅家電メーカー、新興ブランドも、AIロボット、スマートロック、スマートカメラなどスマートホーム関連のサービスソリューションを展示していた。全出展社、約4,400社のうち、スマートホームに分類される企業の登録は1,089社と最多カテゴリだった。   LGとサムスンはスマート家電展示で競い合う 入り口壁面を立体的に波打つ大型ディスプレイが覆う、壮観なブースは、メインの基調講演を務めたLGだ。 次に目を惹くのはロール型テレビ「SIGNATURE TV R」の展示。基調講演でも紹介された製品で、OLED(有機LED)を利用して画面そのものがロールカーテンのように丸めて収納できる。 参考出品のため詳細は不明だが、65インチサイズの4Kディスプレイが収納・展開される。展示では、床に置いてせり出すデモだったが、天井に取り付けて画面が降りてくる使い方も可能だという。

スマートホーム(スマートハウス)情報サイト| iedge

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