2020-01-14 01:50
天然vs合成ダイヤ ジュエリー業界に地殻変動 | WWD JAPAN.com
“ダイヤモンドは永遠の輝き”というフレーズは誰もが聞いたことがあるだろう。これはダイヤモンド最大手のデビアス(DE BEERS)が1970~2000年頃にスローガンとして販促に用いた文句で、20世紀における最高のマーケティングとして知られる。ダイヤモンドはその希少性や美しさから宝石の王と呼ばれ、日本でも人気が高い。そんなダイヤモンドが合成できる時代が来た。合成の試みは19世紀に始まり、20世紀には米ゼネラル・エレクトリック(GENERAL ELECTRIC COMPANY)をはじめ世界各国の電気機器メーカーなどが手掛けてきたが、宝石として市場に出回り始めたのはつい最近のことだ。2018年にデビアスが「ライトボックス・ジュエリー(LIGHTBOX JEWELRY、以下ライトボックス)」という合成ダイヤモンドを使用したジュエリーブランドをスタートさせ、急遽注目が高まった。日本でも昨年末からテレビのワイドショーなどで取り上げられるようになり、巷でも話題になっている。東武百貨店池袋店ではいち早く昨年11月に合成ダイヤモンドのセミオーダー受注をスタートした。今年1月に東京ビッグサイトで開催された「第30回国際宝飾展」で合成ダイヤモンドについてのセミナーも開催され、多くの参加者でにぎわった。ここでは、ジュエリー業界紙「ジャパン プレシャス」編集長を務める深澤裕・矢野経済研究所理事研究員による同セミナーからレポートする。
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